断念日記

人の役に立つブログになることを断念したブログ

方向転換。。。

「このブログについて」にも記載したのですが、ブログの方針を変えていこうと思います。

と言っても、方針を転換というか放棄といった方が適切かもしれません。

この頃の話

もう何があったのかもあんまり覚えていないくらい時間が経ってしまったのですが、このブログの変遷について少し記憶を辿ってみることにします。

 

ブログを始めた当初は、学校の成績が悪く高校進学が怪しくなっていた中学生時代の自分が、自分なりのやり方で勉強したことで英語の成績が向上していった「普通そんなこと疑問に思わないだろ」という、英語苦手な人向け解説ブログを書いていこうと思っていました。

 

3年くらい経つのかな?投稿5件しかしていませんが、実は何もしていなかった訳ではなく、下書きに記事のアイディアを溜め込み少しずつ書き進めたりしていました。

しかし、せっかく書くのだから、人の役に立てるためにはGoogleで検索した時に人の目につかなければ意味がないだろうと思い、どうやったら検索にヒットするのかとか調べだ出したんです。

最初ははてなブログの基礎機能のアクセス解析を見てみました。そしたらなんと、数ヶ月に1回くらいアクセスされた痕跡があったんです!

「これは世のため人のために頑張らなくては!」と思ったはいいものの、そこで人の役に立つ記事を書けばよかったのに、なぜかアクセス解析の体制を整えよう!」という方向に行っちゃったのが自分の悪い癖。

 

この記事も永久下書きコースかもしれません。

 

。。。などという記事を書き始めたのが昨年の話です。(2022年11月現在)

最近趣味が欲しいところなので、投稿を再開しようかと思います。

ブログの方向性変更の話を途中まで書いておきながら、結局英語学習に関する記事も投稿してしまいました。

今後はあまり気張らず気の向くままに、思いついた事を公開していければいいかなと思います。

このブログで公開している内容が少しでも面白いと感じてくださったり、学習の役に立ったという方がいれば、コメントくださると励みになります。

もしくは「この内容について特に記事を書いて欲しい!」というリクエストもあればぜひ教えてください。

自動詞と他動詞

英語の辞書を引いたときに動詞(自)/動詞(他)とかVi/Vtと書いてあるのを見たことがないでしょうか?

動詞は目的語が必要な他動詞と目的語が必要ない自動詞の2つに分類されます。

自動詞は動詞単独で文の述部(主語の動作を説明をする部分)になります。一方で他動詞は必ず目的語を伴って述部になります。

 

 以下の例を見てみましょう。

 

1) The dog slept.

その犬は寝た。

2) I ate a hamburger.

私はハンバーガーを食べた。

 

1)

【文型】S    +    V

2)

【文型】S  +  V  +  O

 

1の例文では、動詞が単独で主語の行動を表しています。

2の例文では動詞eatの過去形のate(〜を食べた)が、目的語のa hamburgerを伴って、主語の行動を説明しています。

ここで重要になるのが、eatの意味は「食べる」ではなくて、「〜を食べる」だと言うことです。

そのため、下記のような目的語を含まない他動詞は非文法的な文となります。

 

*3)I ate.

*私はを食べた。

 

日本語に翻訳するのであれば、他動詞は「を」まで含んだ意味を持つと考えるとわかりやすいです。

 

4)I went to the park.

私は公園に行った。

 

例文4で使われている「行く」という意味のgoの過去形wentは日本語の意味や使い方から考えると、行先を示す目的語が必要に感じられます。

しかしgoは他動詞ではなく自動詞のため、行き先を文中に追加するには、前置詞のto「〜へ」が必要になります。

これが*I went the parkではダメな理由です。

 

この自動詞と他動詞の違いは後々、動詞を名詞的な用法で文中に登場させる動名詞や、関係代名詞などを理解する上で重要になってきます。

 

また、多くの動詞は、自動詞としての使い方と他動詞としての使い方を両方持っていることがあります。

英語の勉強でやるべきこと

この記事では、本ブログ上での英語学習の内容を3つの工程に分類して説明します。

各分類ごとに、その意味と学習のポイントを解説します。

英語の勉強に関わらず、僕は何をする上でも全体感の把握が何よりも大切だと思っています。なぜなら、全体を把握することで「今自分がやっていることは何」で、「あと他に何をしなくてはならないのか」などが理解できるからです。

この理解がないままに、学習を始めてしまうと学習のヌケモレや、些細なことが気になってしまい、今勉強している事から脱線してしまったりします。

 

このブログでは、現時点では下記3点について、解説記事を書いていきます。

  • 文法を理解する

  • 単語を覚える

  • 発音を知る

この他にも、下記のような英語学習の内容がありますが、上記の内容が基礎となっていく内容のため、現時点では本ブログ上で記事は書いていません。

  • リスニング(聞き取り)
  • ライティング(論文やレポートの書き方)
  • プレセンテーション(ライティングと合わせて、英語圏で勉強や仕事をする上では、論理的に物事を人に伝えるために、決まった話し方の順序を知っておく事が重要です。)

 

1. 文法を理解する

複数の単語が集まる事で、一つ一つの単語だけでは表す事ができないような複雑な物事の関係を意味することができます。単語の集まりはフレーズや文という、より大きな言葉の単位になります。しかし単語と単語は、ランダムに集まって一つのフレーズや文を構成することはできません。これでは相手に意味が伝わらないカタコトになってしまします。同じ言語を話す人同士で共有している、単語の繋げ方のルールのことを文法と呼びます。

僕は英語の文法の勉強に関しては、まず英語の品詞(単語の種類)を勉強することをお勧めしています。それは英語の品詞の種類が日本語とは異なっている事と品詞ごとに文の構造上どこに現れられるかが異なっているためです。品詞を勉強しておくと、文型やその他の文法事項の理解が簡単になったり、文法上のミスをする事が少なくなります。

このブログでは主に、英語の文法について説明をしていきたいと思っています。

2. 単語を覚える

これは当然ですが、語彙が増えないことには自分の伝えたいことを言ったり、相手の言っていることを理解することはできません。

しかし何万語もある語彙を全て単純に暗記することは現実的ではありません。そこで単語を更に細分化した部分毎の意味を知ることで、その組み合わせの単語を覚えやすくしたり、予測しやすくする事ができます。

 

3. 発音を知る

発音はある程度の水準で正しく発音しないと、ネイティブスピーカー(英語母語話者)やその他の外国語母語話者との英会話では聞き取ってもらえません。これはわずかな音の差で単語を区別しているためです。なぜそのような紛らわしい似通った音を区別して、単語に違う意味を与えているのかと疑問に思うかもしれませんが、「ある言語では区別される二つの音」が別の言語では違いが曖昧なことはよくあります。

 

例えば、下記の三つの単語の「ん」の音は、どれも日本語では同じ「ん」として表記されますが、実際には発音が異なっており、実際に英語では別の音として扱われます。

 

全て口の中の二箇所がくっついて発音される音ですが、くっつく部位が違うはずです。

各音の右側に記した部位の動きに注意してゆっくり発音してみてください。

a. 温度 [ondo] 上前歯の付け根あたりと舌先

b. 本部 [hombu] 上下の唇

c. 3個 [saŋko] 喉に近い口の奥の方と舌の付け根あたり

 

英語においてはこれはの音は全て別物として扱われ、たったこれだけの差で違う単語になります。

d. sin [sin] 罪

e. sim [sim] SIMカード

f. sing [siŋ] 歌う

ちなみに英語で「歌う」を意味する単語 "sing" の発音は[sing]ではなく[siŋ]です。普段「ん」の音を区別しない日本語母語話者にとってはわかりにくですが別の音です。

 

発音に関する記事では、日本語母語話者が知らないと区別できない発音について、いろいろな例を使って説明したいと思います。

 

以上、僕が考える英語学習でやるべき3つのことでした。

英語の基本5文型(3)

前回は英語の基本5文型のうちSVとSVCの2つを勉強しました。

今日は続いてSVO、SVOO、SVOCの3つを見ていきましょう。

 

SVO

(1)

I updated the file. 

私 更新した ファイル

そのファイルを更新しました。

 

updateという単語は「〜を更新する」という意味の動詞です。ここで重要になるのが、この動詞の意味には日本語の動詞と異なり、「〜を」が既に含まれているという事です。

◯「〜を更新する」

×「更新する」

です。

つまりどういう事かと言うと、updateという動詞は必ず「更新する」為の「対象」が必要という事です。ここでは「ファイル」が更新された対象です。

このように必ず動作の対象を必要とする動詞のことを、他動詞と言います。

また、多動詞の動作の対象の事をO(目的語)と呼びます。

V(動詞)が他動詞の文型は必ずこの目的語を必要とする為、文型はSVO文型となります。

 

日本語では、名詞の後に「〜を」「〜に」という格助詞が付くことで、その名詞の文の中での役割りを教えてくれます。

英語には「〜を」という言葉が存在しない代わりに、文の構造で目的語を教えてくれます。

他動詞の後ろに目的語が無い英文は、基本的には非文法的な文になります。

(2)

× I updated (      ).

 私 〜を更新した

×を更新しました。

 

日本語でこんな言い方をされたら、「何を更新したの?」ってなりますよね?

 

SVOO

(3)

I sent you an email  

私 〜に〜を送った あなた Eメール

あなたにメールを送りました。

 

先程、他動詞は必ず目的語が必要という話をしました。次に見ていくSVOO文型の動詞は目的語を2つ取ります。

例文の動詞は「送る」という意味のsendの過去形です。この動詞は目的語を2つ取って、「〜に〜を送る」という文を作ります。

この時、動詞の後の目的語の順序は必ず「〜に」「〜を」の順となります。

(4)

? I send an email you. 

? 私はメールにあなたを送りました。


この例文は間違いではありませんが、「メールにあなたを送った」という意味となり、この語順で「あなたにメールを送った」という関係を意味する事はできません。

 

SVOC

前回、SVC文型の時に出てきたC(補語)です。

少しおさらいをすると、

(5)

He became a doctor.

彼 なった 医者

彼は医者になった。

例文(5)のようにS(主語)についての説明をする役割があるのでV(動詞)を挟んで「SC」の関係が成立するということでした。

(5)では「医者」が成立します。

SVOC文型ではC(補語)S(主語)ではなく、O(目的語)の説明をします。つまり「OC」の関係が成立します。

例文を見てみましょう。

(6)

We call him Bill.

私たち 呼ぶ 彼 ビル

彼のことはビルと呼んでいます。

Callは「〜を呼ぶ」という意味の他動詞ですのでO(目的語)が必要です。また目的語のことをなんと呼んでいるのかを説明するC(補語)が必要になります。

Billは英語圏の名前のWilliamのニックネームです。

この例文では「ビル」の関係が成り立ちます。

 

以上、SVO、SVOO、SVOCの3つ文型を見ていきました。前回のSV、SVC文型と合わせて英語の5文型となります。

 

まとめ

・他動詞は必ずO(目的語)が必須!! 

・SVOO文型では2つのOの語順は「〜に、〜を」の順番!!

・SVOC文型では「O=C」の関係が成り立つ!!!!

英語の基本5文型(2)

今日も1日お疲れ様です。

前回は英文の構造になる5つの文型を構成している要素について見ました。

キーポイントは英文は必ずS(主語)V(動詞)で出来ているという事でした。

今回は具体例を合わせて各文型を見ていきましょう。

以下、英文、直訳(語順は英語のまま)、日本語訳になっています。

 

  • SV

(1)

The train arrived.

電車が 来た

電車が来た。

 

非常にシンプルな文ですが、主語動詞からなるSV文型の英文です。文として必要な要素を全て含んでいる為、何かを取り除く事も、O(目的語)またはC(補語)を足す事はできません。

これらの文に足すことができるのは、英語の品詞について記事で説明した形容詞や副詞などの、あってもなくてもOKな文を飾る言葉です。

 (2)

The famous train that was introduced in the popular TV program finally arrived at the station where is a lot of tourists holding cameras.

有名な 電車が 人気番組で紹介された 最終的に 来た 駅に たくさんの旅行客がカメラを抱えている

人気番組で紹介された有名な電車が、カメラを持ったたくさんの旅行客がいる駅についに到着した。

 

(2)の例文は先程の例文よりも長くなっていますが、構造は変わらずS(主語)V(動詞)でできた「電車が来た」という意味の最もシンプルな英文です。太字のtrainとarrivedが文の構造の根幹でそこに色々な形で文を飾る言葉が加わって複雑に見えます。

 

  • SVC

(3)

I am an officer.

私 は〜です 会社員

私は会社員です。

(4)

He looked surprised.

彼は 見えた 驚いている

彼は驚いているように見えた。

 

文型が変わりましたが、ここでもS(主語)V(動詞)は絶対です。この文型ではSVの後にC(補語)を伴って、S(主語)についての説明をしています。動詞のamは=イコールという意味の動詞ですので「私=会社員」という表現です。SVC文型のCは「S=C」が成り立ちます。

(4)の例文を見てみましょう。ここでは動詞がlooked「見える」という動詞過去形になっています。lookという動詞には何かを「見る」という意味の他に、〜のように「見える」という意味の使い方があります。surprisedは「驚かされた」という意味の単語です。

つまり「彼は驚かされたように見えた」という意味で、ここでも「驚かされた」という関係が成り立ちます。動詞こそ直接的に「=」という意味の単語ではありませんが文の構造は(3)の例文と同じSVCの文型です。また下記のような言い換えが可能です。

(5)

He was(⇔looked) surprised.

彼は だった(⇔見えた) 驚かされる

 彼は驚いていた(ように見えた)。

 

長くなってきたので続きはまた次回にします。

今日のまとめ 

どんなに長くて複雑な英文にも主語動詞がある!

SVC文型の英文においては、SCの関係が成り立つ!

英語の基本5文型(1)

文型、中学校や高校の英語の授業で聞いた事がある方が多いかもしれませんね。

文型とは文の構造のことです。

英語の文型はシンプルです。複雑で長い文章でも、文の飾りを取り除いていくと基本的にはこれから見ていく5つの構造をしています。

英語の文型には以下の5つがあります。

 

SV

SVC

SVO

SVOO

SVOC

 

SとかVとか、まずはこれがなんの事なのかご説明します。

S=主語:文の中で動作主のことで、ここには英語の品詞についての記事で説明した名詞が入ります。

V=述語動詞:上記の主語が行なった動作を説明する部分です。この位置には動詞が入ります。

 

ここまで見て上記の5つの文型全てがSV(主語+述語動詞)で始まっている事にお気づきでしょうか?

つまり全ての英文は「誰が(S)+どうしたか(V)」という構造になっているのです。

では、残りの2つを見ていきましょう。

 

O=目的語:目的語は動詞の後に続いて動作の対象を説明しています。ここには主語と同じで名詞が入ります。

「誰が(S)+何を(O)+どうしたか(V)」の「何を」に当たります。

C=補語:なんでこんな名前になってしまったんでしょうか。補語という言葉から意味を推測するのは難しいですね。補語は文の中で主語や目的語の説明をする言葉になります。

この説明だけでは感覚を掴むのは難しくて当然ですので、心配しないでください。後から5文型の説明をする際に理解してもらえればOKです。

 

長くなってしまうので、続きはまた次回。

 

まとめ

英語の文は必ず

S(主語)+V(動詞)

品詞を理解することが英語学習の近道!

 

品詞って何よ

英文 (sentence)は単語(word)が集まったものな訳ですが、単語を文法上の役割ごとにグループ分けしたものが品詞です。

日本語のあらゆる単語ももちろん品詞に分類されます。

例えば「犬」「りんご」「太郎」これらは全て名詞(「名前のことば」という意味です)と呼ばれます。

実在する物や人の名前だけでなく、「色」「喜び」「雨」など概念や現象などを表す名前も名詞です。

 

ですが英語と日本語では存在する品詞の種類が同じという訳ではありません。

英語にはどのような品詞が存在するのか、次に見ていきましょう。

 

英語の品詞の種類

ここでは、これから英語の勉強をしようという方がまず理解するべき4つの品詞を簡単にご紹介します。*1

  • 名詞

名詞とは日本語の名詞と同じく、人や物事の名前を表すことばです。

 

例)Mary:メアリー(人の名前)、pollution:汚染

 

  • 動詞

動詞とは読んで字のごとく、動きを表すことばです。

名詞+動詞で一番簡単なができます。

名詞が「何をするのか」文に意味を付け加えます。

 

例)sleep:寝る、buy:〜を買う

 

  • 形容詞

形容詞は名詞がどんな状態なのか説明します。 

 

この説明するという言葉を教科書では「修飾する」と表現します。

僕は子供の頃、修飾語という言葉ですら躓きました。。。

要は飾るという事ですよね。

 

形容詞が飾れるのは名詞です。

この後に副詞の項目で形容詞と副詞の違いを説明しますが、形容詞と副詞は似て非なるものです。

 

例)slow:遅い、bright:明るい

 

  • 副詞

ここ、形容詞との違いを理解しないまま先へ進んでしまう方が多いです。

副詞は「どんなふうに」を表すことばです。

「どんな」ではなく「どんなふうに、どのように」

つまり副詞は動詞、形容詞、副詞を飾りますが、名詞を飾ることはできません。

例)slowly:ゆっくり、brightly:明るく

 

  • 下記は形容詞と副詞の違いを説明した例文です。

日本語の直訳と合わせて考えてみてください。

○は文法的な表現、×非文法的な表現です。

 

deeply    impressed副詞形容詞

 深く  感動して

× deeply    impression副詞名詞

 深く  印象

deep       impression形容詞名詞

 深い  印象

× deep       impressed形容詞形容詞

 深い  感動して

 

日本語訳をみても明らかですよね。⑴副詞のdeeplyは形容詞impressed(感動して)の度合いを説明していて、⑶形容詞のdeepは名詞impression(印象)の度合いを示しています。

 まとめ

文は単語の集まり!

単語は品詞に分類される!

名詞は名前!

動詞は動き!

形容詞は名詞の状態を、副詞は動詞・形容詞・副詞の状態を説明する言葉!

 

*1:各品詞の文法上の役割などを理解するには、文型を知っている必要があるため、ここでは簡単に一般的な言葉を使って品詞の説明をします。