英語の勉強でやるべきこと
この記事では、本ブログ上での英語学習の内容を3つの工程に分類して説明します。
各分類ごとに、その意味と学習のポイントを解説します。
英語の勉強に関わらず、僕は何をする上でも全体感の把握が何よりも大切だと思っています。なぜなら、全体を把握することで「今自分がやっていることは何」で、「あと他に何をしなくてはならないのか」などが理解できるからです。
この理解がないままに、学習を始めてしまうと学習のヌケモレや、些細なことが気になってしまい、今勉強している事から脱線してしまったりします。
このブログでは、現時点では下記3点について、解説記事を書いていきます。
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文法を理解する
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単語を覚える
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発音を知る
この他にも、下記のような英語学習の内容がありますが、上記の内容が基礎となっていく内容のため、現時点では本ブログ上で記事は書いていません。
- リスニング(聞き取り)
- ライティング(論文やレポートの書き方)
- プレセンテーション(ライティングと合わせて、英語圏で勉強や仕事をする上では、論理的に物事を人に伝えるために、決まった話し方の順序を知っておく事が重要です。)
1. 文法を理解する
複数の単語が集まる事で、一つ一つの単語だけでは表す事ができないような複雑な物事の関係を意味することができます。単語の集まりはフレーズや文という、より大きな言葉の単位になります。しかし単語と単語は、ランダムに集まって一つのフレーズや文を構成することはできません。これでは相手に意味が伝わらないカタコトになってしまします。同じ言語を話す人同士で共有している、単語の繋げ方のルールのことを文法と呼びます。
僕は英語の文法の勉強に関しては、まず英語の品詞(単語の種類)を勉強することをお勧めしています。それは英語の品詞の種類が日本語とは異なっている事と品詞ごとに文の構造上どこに現れられるかが異なっているためです。品詞を勉強しておくと、文型やその他の文法事項の理解が簡単になったり、文法上のミスをする事が少なくなります。
このブログでは主に、英語の文法について説明をしていきたいと思っています。
2. 単語を覚える
これは当然ですが、語彙が増えないことには自分の伝えたいことを言ったり、相手の言っていることを理解することはできません。
しかし何万語もある語彙を全て単純に暗記することは現実的ではありません。そこで単語を更に細分化した部分毎の意味を知ることで、その組み合わせの単語を覚えやすくしたり、予測しやすくする事ができます。
3. 発音を知る
発音はある程度の水準で正しく発音しないと、ネイティブスピーカー(英語母語話者)やその他の外国語母語話者との英会話では聞き取ってもらえません。これはわずかな音の差で単語を区別しているためです。なぜそのような紛らわしい似通った音を区別して、単語に違う意味を与えているのかと疑問に思うかもしれませんが、「ある言語では区別される二つの音」が別の言語では違いが曖昧なことはよくあります。
例えば、下記の三つの単語の「ん」の音は、どれも日本語では同じ「ん」として表記されますが、実際には発音が異なっており、実際に英語では別の音として扱われます。
全て口の中の二箇所がくっついて発音される音ですが、くっつく部位が違うはずです。
各音の右側に記した部位の動きに注意してゆっくり発音してみてください。
a. 温度 [ondo] 上前歯の付け根あたりと舌先
b. 本部 [hombu] 上下の唇
c. 3個 [saŋko] 喉に近い口の奥の方と舌の付け根あたり
英語においてはこれはの音は全て別物として扱われ、たったこれだけの差で違う単語になります。
d. sin [sin] 罪
e. sim [sim] SIMカード
f. sing [siŋ] 歌う
ちなみに英語で「歌う」を意味する単語 "sing" の発音は[sing]ではなく[siŋ]です。普段「ん」の音を区別しない日本語母語話者にとってはわかりにくですが別の音です。
発音に関する記事では、日本語母語話者が知らないと区別できない発音について、いろいろな例を使って説明したいと思います。
以上、僕が考える英語学習でやるべき3つのことでした。