品詞を理解することが英語学習の近道!
品詞って何よ
英文 (sentence)は単語(word)が集まったものな訳ですが、単語を文法上の役割ごとにグループ分けしたものが品詞です。
日本語のあらゆる単語ももちろん品詞に分類されます。
例えば「犬」「りんご」「太郎」これらは全て名詞(「名前のことば」という意味です)と呼ばれます。
実在する物や人の名前だけでなく、「色」「喜び」「雨」など概念や現象などを表す名前も名詞です。
ですが英語と日本語では存在する品詞の種類が同じという訳ではありません。
英語にはどのような品詞が存在するのか、次に見ていきましょう。
英語の品詞の種類
ここでは、これから英語の勉強をしようという方がまず理解するべき4つの品詞を簡単にご紹介します。*1
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名詞
名詞とは日本語の名詞と同じく、人や物事の名前を表すことばです。
例)Mary:メアリー(人の名前)、pollution:汚染
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動詞
動詞とは読んで字のごとく、動きを表すことばです。
名詞+動詞で一番簡単な文ができます。
名詞が「何をするのか」文に意味を付け加えます。
例)sleep:寝る、buy:〜を買う
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形容詞
形容詞は名詞がどんな状態なのか説明します。
この説明するという言葉を教科書では「修飾する」と表現します。
僕は子供の頃、修飾語という言葉ですら躓きました。。。
要は飾るという事ですよね。
形容詞が飾れるのは名詞です。
この後に副詞の項目で形容詞と副詞の違いを説明しますが、形容詞と副詞は似て非なるものです。
例)slow:遅い、bright:明るい
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副詞
ここ、形容詞との違いを理解しないまま先へ進んでしまう方が多いです。
副詞は「どんなふうに」を表すことばです。
「どんな」ではなく「どんなふうに、どのように」
つまり副詞は動詞、形容詞、副詞を飾りますが、名詞を飾ることはできません。
例)slowly:ゆっくり、brightly:明るく
- 下記は形容詞と副詞の違いを説明した例文です。
日本語の直訳と合わせて考えてみてください。
○は文法的な表現、×非文法的な表現です。
⑴
○ deeply impressed(副詞+形容詞)
深く 感動して
⑵
× deeply impression(副詞+名詞)
深く 印象
⑶
○ deep impression(形容詞+名詞)
深い 印象
⑷
× deep impressed(形容詞+形容詞)
深い 感動して
日本語訳をみても明らかですよね。⑴副詞のdeeplyは形容詞impressed(感動して)の度合いを説明していて、⑶形容詞のdeepは名詞impression(印象)の度合いを示しています。
まとめ
文は単語の集まり!
単語は品詞に分類される!
名詞は名前!
動詞は動き!
形容詞は名詞の状態を、副詞は動詞・形容詞・副詞の状態を説明する言葉!
*1:各品詞の文法上の役割などを理解するには、文型を知っている必要があるため、ここでは簡単に一般的な言葉を使って品詞の説明をします。